トップページにも掲げているビジョンとして、以下の3つが当たり前になる世界を目指します。

1. “Strategic & Scientific” 戦略的・科学的な意思決定を使いこなす時代へ。
2. “Innovation with Technologies” 技術を当たり前に取り込んでイノベーションを起こし続ける。
3. “Talent Enhancement” 有能な人材を結集し開花させることを最重要視する。

1. Strategic & Scientific

ビジネスの世界で「戦略」を名乗っている人の中には、なんとなくの経験則で場当たり的な判断になってしまっている例は少なくありません。
ビジネスの世界で「サイエンス」を名乗っている人の中には、重箱の隅をつつく話に終始し、大局的な視点に欠けている例が少なくありません。

現代のイノベーションの時代に必要とされる、新たなビジネスリーダー像は、戦略を語る大局的で目的達成志向の視点と、今や当たり前に使いこなすべき数理的な思考技術、その両方を兼ね備えた人材が先導すべきだと考えています。

2. Innovation with Technologies

経営戦略家として現代の大局観を捉えるとき、情報技術、その中でも特にインターネット・ウェブ・モバイルの技術群と、データサイエンス・機械学習・人工知能の技術群、はあらゆる戦略策定の中で当たり前に含まれるべきものです。
単に「右に進むか左に進むか」の選択肢を考えるレベルの意思決定ではなく、今までに存在していなかった新しい事業構造を作り出す、イノベーター・アントレプレナーとしての意思と発想力を持って、新たな時代への挑戦を続けます。

3. Talent Enhancement

どんな経営戦略もイノベーションも、机の上にプレゼン資料やアイデアを書き並べるだけでは何の価値も生まれません。
AIの時代に必要とされるのは、全体観を持った目的思考、数理的な構造思考、そしてイノベーションを生む創造思考を兼ね備えた人材であり、そういった人材を持てない限り、机上の資料が企業を変えることは困難です。
創造的な学びの設計による人材の真の育成、新事業を作り出しうる人材要件の設定・人材発掘など、先端的な能力を集結させる方法論こそが次代を作り出すアクションになるはずです。


弊社の社名にも、上記のように新しい時代への貢献を目指す意味が入っています。

社名の由来

「アンテカニス(Antecanis)」とは、冬の星座「こいぬ座」の1等星「プロキオン(Procyon, α CMi)」の別名です。

小学校などの理科の授業で習う「冬の大三角形」は、おおいぬ座のシリウス、オリオン座のベテルギウス、そしてこいぬ座のプロキオンの3つの星からなっています。

かつてナイル河畔に栄えた古代エジプト文明では、肥沃な大地をもたらすナイル川の氾濫の時期を正確に知り農耕の準備をすることがとても重要で、これが神官らによる天文学を誕生させました。明け方の東の空に昇るシリウスがその時を知らせることから最も大切な星とされ、シリウスは肥沃の象徴として犬の神の姿で表して神格化されました。

そのシリウスの少し前を進むプロキオンは、東の空に上がるのを見ると、シリウスがもうすぐ地平線から上がってくると知らせる星でした。ギリシャ語で「pro(前に)-cyon(犬の)」、ラテン語で「ante(前に)-canis(犬の)」はいずれも、シリウスに先行する星であることを意味しています。

そんな夜空に輝くプロキオンのように、次の時代の到来の予兆を告げられる存在でありたい、という思いを込めて、この名前を社名に採っています。