テクノロジーの時代を牽引するリーダー人材のための学習機会を提供します。実戦的な事業戦略を考えるワークショップ、実務プロジェクトを通した技術習得、講義形式など、必要とする能力構築に合わせて提供が可能です。

ビジネス・技術育成とは

データ分析結果やアルゴリズムとしていくら精緻で完成度の高いものを提供しても、社内にそれを使いこなす能力が根付かないと、その一時は高度な施策を実施できても、数ヶ月後にはまた逆戻りになってしまします。データサイエンスを当たり前に取り込んだ新時代の事業展開に各社が競う現代、本当にイノベーションリーダー企業になるためには、ビジネスとデータ技術の両方に精通して使いこなせる人材を社内にどれだけ増やせるかにかかっています。

情報技術・データ技術を学ぶだけなら、統計学・プログラミング・データベース・機械学習など、各領域ごとに教材は既にいくらでも存在します。また、既存のビジネス方法論を学ぶだけなら、会計・マーケ・組織論など、ビジネススクールで教えられている科目の教材もいくらでも存在します。

現代の新しいビジネスリーダー人材像として必要とされるのは、技術だけに精通した能力でも、既存のビジネス方法論だけに精通した能力でもありません。技術とビジネスの両方の知見を併せ持ち、技術的設計を自在に考えながらビジネス構造を組み立てることが出来るようになるためには、教科書を読む云々ではなく、具体的状況下で自分の頭を使って考え抜く経験の蓄積が欠かせません。

現代の経営教育では欠かせない双方向型・実地型の学びの手法を使いながら、21世紀のあらゆるビジネスを変革しつつある情報・データ技術の本質を理解して自ら手を動かし考え抜く経験を重ねる。そういった的確な機会設計によって時代の先を行く人材の育成に投資できる企業こそが、次の時代のフロントランナーになっていくはずです。

構成例
  • 集中ワークショップ型
    一日間、二日間などの期間に参加メンバーが集まり、グループに分かれてワークショップの課題に取り組みます。
    与えられる具体的ケースの課題に、グループで知恵・経験を出し合って自分たちなりの提案を作り上げ、最後にはお互いに発表・質疑をするなどして、具体的な状況下でどう考えるべきかを体感として得ることを目指します。
    ビジネスの具体的状況のもとでの技術活用を自分たちで考える、そのあとに技術の持つ意味の解説を受ける、という体験を通して、技術トレンドを単に知識として知って満足ではなく、ビジネスの文脈の中で技術が発揮する意味について感覚的なレベルにまで理解を深めていきます。
    まずは取り組みやすい課題から考え始め、それで得た気づきを振り返った上で、では自社ではどうだろうかと考えるなど、ビジネス上の目的や環境を強く意識しながら答えを探る経験を重ねます。
    (また、広範な経営課題を考えるグループ議論・発表・質疑などを通して、若手メンバーも経営参加を意識するリーダーシップ教育の場としての効果も兼ねられます。)
    長期的なコミットは難しいが、一日などを指定すれば主要メンバーが集まれるという場合に適。
  • プロジェクトOJT型
    具体的にデータ技術を使用するプロジェクトを実施し、参加メンバーとして従事することで本当に業務で使えるレベルまでの能力獲得を目指します。
    例えばビッグデータ解析、アルゴリズム設計などを行うプロジェクトを期間数ヶ月で設計し、参加するメンバーを選任します。ビジネス上の目的を達成すべく、週1回程度で実施する技術指導・進捗管理のもと、メンバーが実際に実務を担いながら業務上必要となる能力を身に着けていきます。
    必要性や予算に応じて、社内メンバーチームと並行して社外専門家チームの手で全く同じプロジェクトを並走させて常に真似ることで習得効率を上げる方法、また期間中に並行して講義やワークショップを実施することで技術的な習得を補完する方法も使用可能です。
  • シリーズ講義
    今まで我流ばかりでやってきた企業で幅広い知識体系をまず得たい場合などには、講義スタイルで知識を得ていくとも可能です。
    一回2-3時間の講義時間を毎週・隔週などで設定し、内容に応じて10回程度のシリーズとして開催します。
    講義型とはいえ、単に受け身で話を聞いているばかりではなく、出席者同士で議論を重ねることで自ら気づきを得ていく参加型の進行を多く取り入れます。
    各回の間の期間には、次回講義で扱う内容を予告して予習を促したり、自発的に勉強会の開催を促すこともあります。
  • 技術的質問対応
    実際の業務の中で個別具体的に、自分たちでは解けない問題が発生する、という場合には、個々の課題に対応する形でのサービス提供も可能です。
    週1回程度の時間枠だけを設けておき、その週に課題・質問が発生した社員がその時間枠をブッキングして質問への回答時間にする形や、その時間には他の社員も同席して参加型の解決セッションにすることも可能です。
    メール・チャット・掲示板などオンラインプラットフォーム上で解決を目指す形態も可能です。
サービス提供までの流れ
  • 状況確認・手法選定
    ご連絡いただければ、まず現況を伺います。持たれている課題意識や組織として獲得したい能力、想定参加メンバーの経験水準や成長意欲など。
  • 作業設計
    期待成果物、進行計画、費用、役割分担などを提示し、社内承認等をいただければ実際の作業に入ります。
    (初回取引時には必要に応じてNDA等取り交わし)
  • ワークショップ・講義設計作業
    実施形式や参加者の経験水準、達成目標などに応じて、ワークショップや講義を設計します。
    扱うビジネスケースや技術テーマ、時間配分、演習内容、当日の進行、使用するツールなどを詳細に決めていきます。
    必要に応じて、中間的なたたき台の時点で事前に打ち合わせも可能です。
  • 当日の進行
    会議室・ホワイトボード・プロジェクタ・机配置・付箋等、必要に応じて使用するものを打ち合わせ、準備を事前に依頼します。
    当日は、設計したタイムテーブルに従ってファシリテーションを行います。
    多くの場合、プロジェクタで映写しての説明、テキストの配布を併用しつつ、参加者はグループに分かれてホワイトボードを使って議論を深め、その後に解説、質疑応答、等々と進行します。
    タイムテーブル終了後、シリーズ型で実施する場合は、その日の出来などを振り返って次回に反映するなどの打ち合わせを必要に応じて実施します。
  • 成果納品物
    最終的に、時間中で扱ったテキストなどの資料は電子ファイル等で提供します。
実績例
  • ITサービス企業
    データ技術を組み込んで提供サービスを高度化させることを目標に設定。週に1回3時間を設定し、前半はデータサイエンス一般の技術的講義、後半はそれらの技術を使って考え得るサービスの議論、として時間を使用。
    サービス進化によるアップセル、競合差別化を目指しつつ同時に、ビジネス戦略の視点で考えるデータサイエンスに深く触れる機会を設定することで、若手メンバーの能力向上、モチベーション向上も同時に目指す。
  • 顧客サービス企業
    マーケ戦略のための顧客データ分析を別プロジェクトとして進めながら、そこで使われる手法を社内メンバーでも学び取って能力獲得を目指すため、並行して講義スタイルで育成の時間も設定。
    20名程度のモチベーションも高い精鋭社員が参加し、講義型で知識を仕入れる回、演習型でノウハウを身に着ける回、を交互に隔週で開催し、知識と経験の両方の定着をはかる。
    参加した社員は、自部署に帰って今度は教える側に回るなど、伝播効果までを狙う。
  • その他多数
コンタクト

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